MMORPG

『疾走、ヤンキー魂。』のジャンルであるMMORPGってゲームに馴染みの薄い人からすると一体何なのか理解できないと思います。自分もこうして文字で示されてもさっぱりです。MMORPGとは、“Massively Multiplayer Online Role-Playing Game”マッシブリー・マルチプレイヤー・オンライン・ロール・プレイング・ゲームを省略したものだそうです。マッシブリーだのマルチプレイヤーだの横文字が並ぶと分かりづらいですが、日本では「大規模多人数同時参加型オンラインRPG」などと訳されています。これはネットを介して遊ぶゲーム、いわゆるオンラインゲームの一種であり、コンピューターRPGをモチーフとしたものを指しています。つまり疾走、ヤンキー魂。はネット上にプレーヤーが集まって、みんなで一緒に参加して遊べるタイプのRPGということです。

特徴

MMORPGで起こした行動はその都度サーバー内に記録されます。例えば前日にレベルアップしていれば次の日再会した時もレベルが上がった状態が維持されているし、取得したアイテム等の情報も残されるので何日もかけてアイテムを収集していくことも可能。つまりゲームを中断するごとにリセットされる事が無いということです。

この点では一見良いことのようにも思えますが、リセットされないが故のある問題が発生します。コンピュータゲームでは操作を誤った場合やその他、以前の状態に戻りたいと思うことが多々発生しますね。特にRPGでは多くの場合、やり直したくなるような最悪の場合に陥ってもリセットして「セーブされたデータ」からやり直せることを前提としてゲームが構築されていることが常識でした。しかし多くのプレーヤーが集い、関わりあうMMORPGではリセットは他のプレイヤーの操作との間に矛盾を引き起こすため、「セーブされたデータ」からやり直すという方式は取れなくなります。そのため、一般的なMMORPGではゲーム内のキャラクターが死亡した時にはセーブしている所からやりなおしができる事もなく、一定のペナルティ(一定の割合の経験値を失う、一時的に能力値が低下する、アイテムをその場に放棄しなければならないなど)を受けて生き返る形で続行するが多いようです。ネットに繋がない旧式のゲームに慣れている身としてはミスったらリセットというのが基本だったので、リセットできないという事が敷居が高く感じられます。

ゲーム内にも発生する人間関係

MMORPGの中は仮想世界でありながら、人々が集う場所でもあるため、人間社会が形成されていきます。人と人のコミュニティである以上、現実の社会と同じように派閥もあれば、人間関係のいざこざも存在します。

コミュニケーションで更に面白くなる

MMORPGは元々アバターによるチャットシステムから進化したという側面があり、MMORPGの中では他のプレーヤーと気軽にチャットを行うことが出来ます。これは最初から最後まで一人でプレイする従来のRPGに比べて格段に行動の幅が広がり、プレイヤーの間で会話による意思疎通を行う事にも、有意義に作用する。これによりゲーム内でアイテムのやり取りをしたり、複数のプレイヤーで集まって行動を共にするなど、多様な行動が可能になります。熟練のプレーヤーが初めたばかりのプレーヤーをサポートしたり、一つの目標に向かってみんなで行動を起こしたり、プレーヤー同士でそのようなコミュニケーションが続くと自然に「仲の良いプレイヤー」という状況が発生し、ゲームがより一層楽しくなっていくのです。こうしたゲーム内で発生する交流がMMORPGの醍醐味でしょう。また、実際の友人や知人と一緒にゲームをプレイするという楽しみ方もできます。

MMORPGではゲーム毎に違いはあれど、チャットシステムにそういったコミュニケーションを支援する仕組みが組み込まれています。たとえば他のプレーヤーを登録しておき、メッセージを送信しやすくするフレンドリスト、特定の目標を持ってプレーヤー間で組織をつくるギルドなどは多くのゲームでおなじみの要素となっています。こうしたゲームそのものだけでなく、ゲームを通じたプレーヤー間の繋がり合いが従来のゲームには無い魅力であるといえます。

コミュニケーションの悪用も

ただし、このようなコミュニケーションは良いことばかりではありません。プレーヤー間での自由な会話によるコミュニケーションは時に曖昧で、意思の疎通が充分ではない事もあります。その曖昧さが発端となるトラブルも実際に起きています。特に貴重なアイテムに関する事など、ゲームの進行に重要な影響を及ぼすやりとりで食い違いが発生し、プレイヤー間で不満をこぼす、目立った行動をするプレイヤーに対して本人にわからない場所で陰口を叩くことなど、現実社会でも起こりうる衝突や諍いが同じように起きています。

また、この自由なやりとりを利用する事で意識的にゲーム内で「詐欺行為」を働くこともできてしまいます。アイテムの交換などで相手に良い条件を出して巧みに誘い、相手からアイテムを取得。その後、自分側はアイテムを渡すこと無く雲隠れする。その後はどんなにチャットで指摘しても無視を決め込む。ゲームの中だからこそ、このような非常識な行いがまかり通るケースもあるのです。そのような悪質な行為への対応として、各ゲームでは一方だけでなく、双方が同時にアイテムのやりとりができるアイテムトレード専用の機能を実装するなどの対応がとられています。しかし、このような意図的な詐欺行為は最終的にプレイヤー間の問題です。他のプレイヤーが課金をして購入したアイテムをゲーム内で騙し取ったことが詐欺行為に当たるとして、実際に刑事罰を認められた事例も発生しています。ゲームの中の行為だからとはいえ、やはり詐欺は犯罪なのです。素性が割れないからとゲームの中では好き勝手していいという事は決してありません。

また、チャット機能を使用してハラスメント行為(女性に対する言葉によるセクハラなど)を行うプレイヤーや、ゲーム中で他のプレーヤーから個人情報を聞き出し、嫌がらせなどするという事例も発生しています。共にゲームを楽しめる親切な人もいれば、逆に危ない人もまた現実社会同様に沸いてしまうのです。このようにコミュニケーションが自由である事を利用した迷惑行為が問題となっているため、ゲームといえども、現実と同じように節度を持った人との関わりあいを心がけるべきでしょう。

疾走、ヤンキー魂。で
ヤンキーライフ
送っちゃうんで
夜露死苦